my very precious days ーHIROSUE TOMOKO

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マルセイユの太陽

 ヨーロッパに来て8日あまり。ベルギーをしばし離れて、南仏へ向かうことにしました。ブリュッセルからTGVに約5時間乗り、1000キロ以上南下した先のマルセイユへ。TGVの乗り心地は快適で、車窓の景色も、ベルギーの国鉄でも見飽きることはありませんでしたが、やはり、フランスへと進むうちに同じヨーロッパでもこれまでとは明らかに違うなだらかな緑の丘、教会の塔を真ん中に山の麓に広がる小さな村々などが見えてきて、本を読むのももったいないほどでした。最初の写真は車窓から撮った、セザンヌも描き続けたというサント・ヴィクトワール山を遥かに臨むプロヴァンスの景色です。
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 そして、マルセイユ駅に降り立った途端、ぽわんと温かいまだ夏のような空気、そして目を射るような陽射し! こんな白くてまぶしい太陽を見たのは、高知に長く暮らした私ですが、初めてでした。まるで日食の時に黒い下敷きをすかして見る太陽のよう。とにかくすごく白く発光しているのです。空が地上に近いようにも感じました。
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 マルセイユと言えば、紀元前から栄えた地中海きっての港。ここからアフリカやアジアなどさまざまな国からの移民がヨーロッパに入り込み、古くから国際都市として発展してきました。港に近づくと、懐かしい潮の香りがぷーんと漂い、たくさんの人、幾つもの大きな船が泊まっていてここもまた見飽きることのない景色でした。
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 しかし。私がこのマルセイユまではるばる来た目的は、デルちゃんやシモンズ神父さまら多くの宣教師を送り出したオブレート会の創立者である聖ウジェーン・ド・マズノ(1782-1861)が創設したカテドラルを見るためなのです。ノートルダム・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂。海抜154mの丘の上にそびえ立つこの聖堂は真上にマリア様の像を抱いています。ヨーロッパからアジアやアフリカなど世界各地へと赴いた宣教師たちが、船上から、ヨーロッパを離れる間際にこのマリア像を見上げ、二度と帰ることがないかもしれない故郷に別れを告げたという、その聖堂とマリア像をぜひとも見たくて、旅程に組んだのでした。
 その聖堂とマリア像が、街の通りを抜けて港に立った途端、丘の上に見えました! 突然、視界に飛び込んできたので、感動もひとしおでした。マリア像は遠くから見る限り、金色のよう。明日は時間をかけて、そこまで上り、じっくりと見て回りたいと思っています。
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by hirotomo0301 | 2011-10-27 06:19

21年間続けた一地方紙の記者の仕事から足を洗い、2カ月半の世界13カ国周遊1人旅から帰ってはや半年。過去の日々を振り返りつつ、次の一歩を模索していきます。


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