my very precious days ーHIROSUE TOMOKO

hirotomo26.exblog.jp ブログトップ

聖地イスラエル4

 昨日のブログでお伝えしたキリストが十字架を背負って歩いた道、ヴィアドロローサのあるエルサレムの旧市街地で、いちばん有名なのは、やはり嘆きの壁でしょう。古代のユダヤ教の神殿が長い歴史の中で幾度も崩壊し、ユダヤの人々はここに祈りにくることさえも自由にはできなくなったため、いつからか「嘆きの壁」と呼ばれるようになったようです。1967年の6月戦争後は自由に訪れて祈ることができるようになりましたが、私が行った日も多くの人々が壁に頭をすりつけてすすり泣いている光景が見られました。ちなみにここは男女が一緒に祈ることはできず、祈る場所が男女別に大きな壁で仕切られています。
a0230008_1721099.jpg
a0230008_17042.jpg

 そして、私たちキリスト教徒にとっては、ヴィアドロローサの最終地点、聖墳墓教会がすべてが神聖な場所の中でも神聖なスポットとなっています。昨日のブログにも書きましたが、ここはキリストの遺体が葬られた場所。しかし、キリストは三日目に復活されたので、そこに遺体はありません。キリストの受難を思い、さらにその体が復活されたことを確かめに大勢の信者がやってくるのです。
a0230008_1795365.jpg
a0230008_1784635.jpg

 外観はヨーロッパの教会のように決して美しいものではありませんが、それだけに歴史が伝わってきます。入ってすぐのところにはキリストの遺体に香油を塗って清めた場所?があり、人々が頭をすりつけて祈っていました。
 そして、中の、キリストの遺体の安置されていた場所に入ろうと、人々は長い行列をつくり、祈りながら待ちます。この教会は、同じキリスト教でも、私たちローマ・カトリックとギリシャ正教、アルメニアの各宗派が管理しており、それぞれに祭壇があります。写真は上から一番地味なカトリック、次がアルメニアのマリア様、下の2枚はきんきらきんのド派手なギリシャ正教のマリア様とキリスト像です。各宗派の違いを間近に見られるのはとても興味深いのですが、決して3宗派の仲が良いわけではなく、そのためにこの教会の入り口の門を開けるのは代々アラブ人が行っているのだそう。その辺りはやはり悲しいことですね。
a0230008_17213131.jpg
a0230008_17193681.jpg
a0230008_17174411.jpg
a0230008_17161248.jpg

そして、写真はNGでしたが、キリストの遺体が安置されていた場所はこの中にありました。
a0230008_17242168.jpg

 こうしたキリスト教徒にとってもユダヤ教徒にとっても聖なるスポットが数え切れないほどあるエルサレムの旧市街地。その城壁は8つの門で囲まれていますが、中でも2000年前、この門からキリストが中に入り、そしてユダヤ教、イスラム教ともに救世主がここからエルサレムに入ってくると信じられている最も重要な門が黄金門。しかし、8つの門の中でここのみが紛争の歴史の中で今も閉ざされています。
a0230008_17391841.jpg

 ヨルダン川西岸地区をパレスチナにすべて返還するようにという動きについてはも、「これに賛成するユダヤ人は1人もいないと思う」と日本人でイスラエル国籍を持つガイドさん。嘆きの壁の悲しい歴史を経験してきたユダヤの人々にとってはありえないことと言います。ガイドさんは、「エルサレムの中でも、1キロ四方の旧市街地だけでも国際都市とし、全世界で持つべき」と考えを述べ、さらにその際、「日本が今もゴラン高原にPKOを送り続けているのなら、彼らをエルサレムを守るために派遣してほしい」とも。「宗教的に中立の立場を貫ける日本だからこそできると思う。僕の夢ですけどね」と話していました。
a0230008_17533253.jpg

人気ブログランキングへ 

 
[PR]
by hirotomo0301 | 2011-11-17 17:54

21年間続けた一地方紙の記者の仕事から足を洗い、2カ月半の世界13カ国周遊1人旅から帰ってはや半年。過去の日々を振り返りつつ、次の一歩を模索していきます。


by hirotomo0301
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite