my very precious days ーHIROSUE TOMOKO

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デルちゃんのお兄さん

 今年3月31日に亡くなったデルちゃん(ザビエル・デルポート、土佐義和神父様)のお兄さんがルーベンのすぐ近くの修道院に元気でいらっしゃることが分かり、こちらでお世話になっているジョス神父さまと一緒に会いに行ってきました。
 お兄さんはアントン・デルポートさんで、イエズス会の神父様。デルポート家の9人兄妹のいちばん上で1923年9月2日生まれの88歳。1943年にイエズス会に入られてからインドでずっと宣教され、2年前にベルギーに帰って来られたそうです。ということは、66 年もの間、インドにおられたということ。その間、デルちゃんは3回ほどインドまで会いに行き、お兄さんも一度高知に来られたことがあるそうです。ベルギーに来るまで、お兄さんはとてもご高齢ということもあり、お会いしてお話できるほどお元気だとは思ってもみなかったので、本当に嬉しい面会でした。
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 最初、現れたときは、お顔はあまりデルちゃんに似ていないように思ったのですが、お話しながらずっと見詰めているうち、もう少しお顔をふっくらさせて髪の毛が長くてくるっと巻いていたら、デルちゃんにそっくりなのではと思えてきました。お兄さんは88歳とは思えないほどお元気で、昔のこともよく覚えていて、通訳をしてくださるジョス神父さまに申し訳ないくらい、いろんなことをお話してくれました。デルちゃんが、1955年に初めて来日する前、インドのお兄さんのところに寄って一緒にマザーテレサに会いに行ったことは、デルちゃんの本にも書かれているのですが、その時のことなどもよく覚えているようでした。
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 そして私に、どれを持っていってもいいからと言ってくださって懐かしい家族の写真をたくさん見せてくれました。上の写真はデルちゃんの本にも書かれてありますが、1943年にお兄さんがインドに行かれる前に、家族全員で集まる機会はもうあまりなくなるかもしれないからとお父さんが言って、みんなで撮った写真。一番上の左から3人目の男の子がデルちゃん、その隣がお兄さんです。
いつもパイプを加えていたという、かっこいい、若いころのお父さんや、神父になったばかりの若いころのデルちゃんの写真もありました。
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 私も日本から持ってきたデルちゃんのお通夜とお葬式のDVDを差し上げ、一緒にそこで見ているうちに、それまで饒舌だったお兄さんは涙ぐまれてハンカチを取り出し、私も涙が止まりませんでした。デルちゃんもお兄さんも、本当に愛情豊かな両親、兄妹に育まれて天性の優しさと才能を伸ばしていったのだと思います。結局、何時間も修道院にいて、夕ご飯もごちそうになって帰りました。いつも私の手足になってくださるジョス神父さまには本当に感謝しています。来週にはデルちゃんの故郷、コルトレイクにも一緒に行ってくださる約束をして別れました。人気ブログランキングへ
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by hirotomo0301 | 2011-11-23 05:44

21年間続けた一地方紙の記者の仕事から足を洗い、2カ月半の世界13カ国周遊1人旅から帰ってはや半年。過去の日々を振り返りつつ、次の一歩を模索していきます。


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