my very precious days ーHIROSUE TOMOKO

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コリントからの手紙

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 ギリシャ最後の日は、新約聖書の「コリントの信徒への手紙」で知られる使徒パウロが長く伝道した街、コリントへ、アテネからエーゲ海沿いに汽車に乗り、日帰りの旅をして来ました。「テサロニケに行ったなら、コリントにも行ったら」というジョス神父さまのお勧めもあってのことです。
 ギリシャに来てからずっと感じていたことですが、すごくイスラエルに似ています。時差も同じで緯度などもそんなに変わらないでしょうから、似ているのは当然かもしれませんが、強烈な陽射しに緑、花々が咲き乱れているところなんか。そして、周囲を高い山と青い海に囲まれたここコリントは、遠くにヘルモン山を抱くガリラヤ湖周辺にそっくり。パウロもこの地で、遠いユダヤの地を思い浮かべながら暮らしていたのかもしれません。
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 コリントは古代ギリシャの商業都市で、今も残る神殿は紀元前6世紀ごろに建てられた、現存するギリシャの神殿では最も古いものの一つといいます。パウロがこの神殿に立ったかどうかは分かりませんが、パウロが伝道に来た時代にもあったことは確かでしょう。遺跡は白と黄色の小さな花が敷き詰めるように咲いていて、オリーブの実があちこちになり、本当にきれいなところでした。いつもながらお天気にも恵まれてとてもラッキーだったと思います。
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 この美しい地で暮らす人々に宛てて、パウロは有名な「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える」という言葉を書き送ったのですね。
 遺跡を訪ねた後は、同じコリントでも逆方向にある、これも有名らしいコリント運河を訪ねました。エーゲ海とコリンティアコス湾を結び、水位が一定に保たれている運河で、これをここに造ろうと計画したのはローマ皇帝ネロと言われているそうですが、開通したのは19世紀末ということです。たどりついた運河は高所恐怖症ではない私でもカメラを構えて立つとちょっと震えが来るほどの高さ。幅はたったの23m、長さは6343mしかないのだそうですが、高さは100m近くあるのではないでしょうか。
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 今日もたくさんの親切な人に助けてもらい、メトロに始まって汽車を乗り継ぎ、バスもいくつも乗り換えて見たいところは全部見、無事帰ることができました(もうキャッシュがほとんどないのでタクシーには乗りたくないんです)。最後にバスに乗り損ねたので駅まで2キロほど歩きましたが、そのおかげで美しいギリシャの墓地を見ることができました(最近、世界のお墓の写真を撮るのに凝っているんです‥)。エーゲ海を臨む真っ白い十字架‥。こんなきれいなお墓で眠る人たちに心の中で手を合わせました。
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 ギリシャの小旅行も終わり。これから間もなく空港に向かい、イスタンブール経由でイスラエルを再訪します。人気ブログランキングへ
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by hirotomo0301 | 2011-12-22 04:47

21年間続けた一地方紙の記者の仕事から足を洗い、2カ月半の世界13カ国周遊1人旅から帰ってはや半年。過去の日々を振り返りつつ、次の一歩を模索していきます。


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