my very precious days ーHIROSUE TOMOKO

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一夏の花々

まだまだ残暑は厳しいですけれど‥。いろんな意味で、人生初めてのことが多かった今年の夏も静かに終わろうとしています。
 日々せわしなく、立ち働いていた昨年までは、季節の変わり目をそんなに意識することもなかったように思うのですが、今年はやっぱり少し感受性が強くなっているのかな。道を歩いていると、夏の盛りをきれいに、一生懸命に咲き続けてきて、今、力尽きてその使命を終えようとしている花々に、つい目が向きました。「ごらんよ空の鳥、野の白百合を。蒔きもせず、紡ぎもせずに安らかに生きる‥」という聖歌がいちばん好きな私だからでしょうか。
 例えば、ユーミンの「カンナ8号線」の歌でも有名な、夏の花の代名詞のような、カンナ。ほんとのことをいうとあまり好きな花ではないのですが、秋を目前に“花勢”を失い、首を垂れて、ところどころ茶色く変色しかけている姿に、「そうか。この花はこの夏、一生懸命に咲いてきたんだな」としみじみ思いました。ほかにも終わりかけのおしろい花や、夏草の中でひっそりとしおれゆく白いユリなど。どの花ももともとは小さな種だったのがやがて芽を出し、茎が伸び、そして大きな花を咲かせて、またひっそりと土にかえっていくのですね。もちろん新しい世代に種を託して。a0230008_2153990.jpg
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道端の良心市の花だけは、夕方にもかかわらず、シャキッとバケツに入って可憐な薄紫色の小さな花びらをしっかりと上に向けて咲いていました。
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最後に、一宮辺りの橋(何橋というのでしょうか‥)から見た、久万川の夕景です。
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by hirotomo0301 | 2011-09-15 21:28

優雅な山荘の夜

 梼原の木で家を造るプロジェクトを進めている企業の社長さんにお招きを受け、この企業が香南市香我美町の山深い場所に持っているとっても優雅な山荘で夕べの一時を過ごさせていただきました。
元はみかん畑の山を丸ごと買い受けて整備されたそう。山荘は、緑の果樹に囲まれた中を白い石を敷き詰めた道の先にあり、ここはほんとに高知? もしかしてフランス? と思ってしまうような素敵〜な場所でした。
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 もちろんすべて梼原の木々で造られた山荘は、大きなキッチン(男の人が料理をして、女性たちは食べる係‥になることを想定しているそうです)のそばに、大きなダイニングテーブルが置かれ、木組みとおしゃれな家具がシックに調和していて、ただそこに居るだけでうっとりするような空間。テラスに出れば、近くには山々の緑、遠くには太平洋が望める絶景が広がり、本当に、私のような一失業者がこんなぜいたくな場所に招いていただけるなんて、いいのだろうか‥と、少し、申し訳ないような気持ちになりました。a0230008_9234376.jpga0230008_923568.jpg 
さらに、なんと贅沢なことに、専属のシェフの方が腕を振るってくださった料理の数々が次々と食卓に並び、私はひたすら、「ハァ〜ッ」と感嘆するしかなく‥。松茸にかにに、土佐赤牛に‥と生まれて初めていただくようなごちそうを、同じく招待された建築家の方々とともに心ゆくまで味あわせていただきました。合間には、地元育ちの私たちにとっては、なかなかやってみる機会のなかった、かつおのたたきの藁焼きに挑戦させていただくという心憎い演出も。a0230008_9365281.jpga0230008_9341716.jpg
ワインや日本酒ですっかり夢見心地の私たち。最後はみんなでテラスに出て、山の稜線に浮かぶ満月をゆっくりと時間をかけて眺め、「高知で暮らすって、ぜいたくなことながやなあ‥」としみじみと語り合いました。
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この山荘は、県外や外国の方々をお招きし、高知の良さを実感してもらうために特別に造られたゲストハウスですから、とっても贅沢なのは当たり前なのですけど、それでもこんなに優雅な場所でなくとも、海山の大自然に囲まれ、夜は星や月明かりに照らされて眠ることのできる、そして美味しいものがいっぱいいっぱいある高知は全国でも有数の、幸せに暮らせる県だと思います。そのことを実感することができて、前日に引き続き、とっても幸せな夜でした。人気ブログランキングへ
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by hirotomo0301 | 2011-09-13 09:51

森の可能性

自分自身が斧を入れ、目の前でズッシン‥と倒れていくのを見守ったその木で造られた家に住むーー。
 昨今、車と同じ感覚で「家を買う」人が多い中、家を建てる人(施主さん)自身が、いちばん初めの木を伐採する段階から家造りに参加することで「自分の家がこれからこの木で造られるんだ」という感慨を新たにしてもらう‥というプロジェクトをとある県内企業が進めています。84%が森林の高知ならではの取り組み。その伐採の瞬間にひょんなことから立ち会わせてもらう機会に恵まれました。
向かったのは、最近では龍馬脱藩の道で人気の、梼原町の山中です。
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 集まったのは、施主さんと、家の建築を請け負った企業のスタッフ、そしてこれからその家造りにかかわることになるかもしれない建築家ら。斧を入れるのは、高さ25メートル、天空に向かって凛とまっすぐに伸びた樹齢50年のヒノキです。初めに、森林組合の代表の方が「山の神様、そして木の精霊、50年間、この土地でこの木を立派に育てていただいてほんとうにありがとうございます」とお酒を供えて一礼し、その「神酒(みき)」を木の根もとに掛けてから、施主さんがこわごわ?斧を振り下ろしました。
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続いて森林組合の方がチェーンソーを入れ、「さあ、みなさん、どちらの方角に倒れるか分かりませんから、気をつけてくださいよ」と一声。すると、50年間、この地ですくすくと育ったこの木は、まるで、「これで終わりじゃない。さあやっと、これからが僕の人生(木生?)の始まりさ」と言わんばかりに、いさぎよく、ズシーンッと音を立てて倒れていきました。本当に、あっと言う間の出来事。動画に撮れば良かった、と思いましたが、後の祭りでした。
無事に神事を終えた後は、みんなで森林組合の工場へ。今、伐った木がこれからどういうふうに家の柱材になっていくのか、その過程をじっくりと見学させてもらいました。a0230008_21144131.jpga0230008_21105739.jpg
まさにバウムクーヘンのような、丸太の断面は、真ん中のピンクの部分が心材で、強度に限っては、その周りの白い部分の方が強いようです。そのため、その木をどこの柱に使うかによって、木の加工も違ってくるのだそうです。森林工場見学は初めての私ですが、とても勉強になりました。梼原のこの工場は、環境問題が今ほどかまびすしく言われる前から、持続可能な森林資源の生産と木材の付加価値を高めるための「森林認証制度(FSC)」を取得していたそう。こうした工場と、単に家を売るだけの商売をしていない企業とが一緒に取り組み、本当に梼原の木を愛する施主さんを育てていくことで、高知の森林産業の可能性はまだまだ広がるのではないかと感じました。
40代の施主さんは、70代のお母様が古い家の階段で転んで入院したのを機に「本気で家を建てよう」と決心されたと言います。自分の家の大黒柱となる木に自らの手で最初に斧を入れたときは、「何とも言えない、不思議な気持ち」がしたそうで、工場を見学した後は、「自分の家を建てるんだ、という実感がやっと湧いてきた」ととてもいい表情で話されていました。
最後に、施主さんと建築家の方々と、脱藩の道のたもとにある三嶋神社へ。境内にある樹齢400年のハリモミや、梼原の名前のもととなった梼の木をじっくりと眺めて帰りました。
高知の、梼原の、森林を思う存分満喫した1日でした。人気ブログランキングへ
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by hirotomo0301 | 2011-09-12 21:55

秋の初めの日曜市

 
 初めに、台風12号では、高知県は台風の目に入ったおかげか、幸いなことに被害は少なかったですが、紀伊半島では豪雨により多大な被害が出たようで、心からお見舞い申し上げます。大震災に続き、台風に寄る大災害‥。今年は日本各地で、私たち人類に対して苦しい試練が続いています。
  そんな中ですが、今日の高知市は雲は多いものの、まあまあの晴天で、母校での文化祭を見に行ったついでに、私の足はついつい自然と日曜市へ‥。
 
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まず食べたのは、やっぱり、焼き鳥(もちろん私が頼むのは皮です)、そして日曜市一番の名物、芋天。ダイエットなどという言葉はどこへやら。年に何回も行かないからこそ、前をただ通り過ぎるのは無理なんですよね。
そして、ぶらぶら歩いていると、ついつい写真に撮りたくなるものがいっぱい。県外の人なら、思わず手に取りたくなるだろう、高知ならではの真っ赤なトマトたち。野草のお茶もたくさんの種類が並びます。
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さらに、この日は秋を感じさせる一品がたくさんありました。中でも、こんなん売りゆうがや?!ってびっくりしたのがこれ!
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超気持ち悪いのですが、なんと「美しい音色、鈴虫」と張り紙が‥。買う人おるがかなあ‥。
ほかにも、ほおずきや、ツガニなどたくさんの土佐の秋が売られていました。400年以上(でいいんでしたっけ?詳しいことを忘れてしまってごめんなさい)、日曜市が平和に続いているということは、本当にすごいこと。海、山の豊かな実りを実感できて、高知の人は幸せですね。a0230008_20521984.jpga0230008_2051522.jpg人気ブログランキングへ
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by hirotomo0301 | 2011-09-04 21:21

母校の文化祭

 最近、お友達になったとっても可愛い後輩(といっても、うちの娘よりも1つ下の女の子ですが‥)のお誘いを受け、時計台下の母校、追手前高校の文化祭に行ってきました。a0230008_18213866.jpg
テーマは何々?「追手前合戦 学園祭の陣〜校舎改築との戦い〜」?
そうかぁ、何やら少し物騒なテーマですが、あの、ほんの、この前まであった、私たちが通っていたころには既におんぼろだった食堂兼体育館が取り壊し工事の真っ最中だったのですね。耐震補強のため仕方がないとはいえ、残念。あそこで嫌ーな創作ダンスを踊ったり、昼休みにはパンを買いに走ったりしたのですが‥。取り壊しといえば、私たちのころは、あの、追手前の象徴とも言える蔦の絡まる講堂がついに取り壊されることとなり、当時、所属していた吹奏楽部のみんなで日々形がなくなっていく講堂を横目に、なんとも言えない思いで合奏していたのを思い出します。あのころも戦えばよかったんでしょうか‥。
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 さて、肝心の文化祭の中身はといえば、文化祭というよりは“ミニミニ映画祭”の赴き。最近はどのクラスも短い映画を作成するのに凝っているようで。やはり、そのための機器がたくさんあるからでしょうか。でも、ごめんなさい。おばさんの先輩は一つも見るきがしなかったのでした‥。その代わりにやっぱり、懐かしい校舎のあちこちを散策してきました。中には入れなかったけれど、昔とあまり変わらない図書室や、階段の踊り場にある古い手洗い場‥。確か横に置いてある水飲み機も当時からあったように思います。懐かしの3-4ホームの場所も昔と同じような‥。a0230008_18462627.jpg
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そして、最後にかわいい後輩の愛ちゃんが“席主”を務めるお茶会に参加してきました。私はお茶席の作法もよく分からないのに、一番いい席で、愛ちゃん以上にド緊張‥(汗)。でも、彼女の説明してくれた、お茶の心を伝えたい=「和心橋」という言葉を味わいながら、おいしいお茶菓子とお抹茶をいただくことができました。愛ちゃん、文化祭に誘ってくれてありがとう。
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by hirotomo0301 | 2011-09-04 18:56

21年間続けた一地方紙の記者の仕事から足を洗い、2カ月半の世界13カ国周遊1人旅から帰ってはや半年。過去の日々を振り返りつつ、次の一歩を模索していきます。


by hirotomo0301
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